同じ打球を繰り返し打てるマシンがあるとしたら、状況が変わらない限り同じ弾道で同じ飛距離になるはずです。
そこで、弾道上の空気の状態を変えることができるとしたら弾道が変化し飛距離も変わります。
打球に対して空気抵抗が大きいほど飛距離は出ず小さいほど飛距離が出るのは当たり前に知っていると思いますが、空気抵抗が大きくなるのは空気密度が大きくなるか向かい風になるときで、小さくなるのはその逆です。
空気密度が大きくなるのは標高が低いか気温が低いときで、小さくなるのは標高が高いか気温が高い場合です。
空気抵抗が大きいと弾道は途中までは浮かび上がろうとして、落下角度は垂直に近づきます。このような弾道はふけ上がるとか球がめくれるなどと表現されます。
空気抵抗が小さい場合は打球は浮かび上がることができず放物線に近くなります。このような弾道は球が伸びるとかもぐると表現されます。球がお辞儀をすると表現されるときは打球速度が遅く早くから落下を始めるので少し悪い意味になります。
空気抵抗が小さいときには球を高く打ち出すと飛距離が伸びます。空気抵抗が大きいときはスピン量を少なくして低く打ち出すと飛距離のロスを減らすことができます。
寒い時期はこうした理由が一番大きく飛距離に影響して、体の冷え、厚着による体の動かしにくさよりも飛距離ダウンに強く影響します。
また、湿度は意外にも高い方が空気抵抗が小さくなりますが、芝が転がりにくい状況になることが勝って飛距離は僅かに落ちます。
こうした影響は飛距離が出るほど大きくなるので飛距離が出る人は空気の状態を気にしてプレーする必要があります。
これらのことを理解しておくと計算違いによる距離感のずれが小さくなるのでスコアに影響しますから、気温や風向きはいつも気にする習慣をつけてしまうといいと思います。
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