下記の左列が現在の飛び系アイアンのロフト、右が20年前の標準的なロフトです。
3 ━ 21°
4 ━ 24°
5 23° 28°
6 25° 32°
7 27° 36°
8 31° 40°
9 35° 44°
PW 40° 48°
AW 45° 52°
AS 50°
SW 56° 56°
アイアンの距離に影響を与えるの一番大きな要素はロフトです。
クラブメーカーは飛ぶアイアンを発売すると売れ行きが上がります。
他のメーカーのアイアンより飛ぶアイアンにするためにはロフトを立てればいいので各メーカーはこぞってロフトを立てる競争をしてきた結果、ウェッジが4本になってしまいました。
上記の表からロフトだけを見ると、20年前の8番アイアンの距離をPWで届かせられるようになりましたが、40°以上のクラブが5本から4本に減っていて短い番手間の飛距離差が大きくなったので、プレーヤーには距離の打ち分けの技術が求められるようになっています。
刻印が何番アイアンだろうが、番手間の飛距離差が均等になってさえいればいいとは思いますが他人(ひと)よりも短い番手で打ちたい人はこの流れに乗っていくといいでしょう。
裏技としては地クラブメーカーに特注の刻印ずらしという、7番アイアンに8と刻印をする技もあり、昔の有名なトッププロもやっていました。
どこかでロフト競争に歯止めがかかるとは思いますが、もう1本くらいはウェッジが増えるかもしれませんね。
止まるクラブは飛ばないし、飛ぶクラブは止まりませんのでよく飛んでよく止まるアイアンが出来たらゴルフが易しくなるのですがそんなクラブが現れることを期待します。