ギャラリーの成熟度

日本のゴルフトーナメントを会場で観戦していると、違和感を感じるケースがあります。

 

それは、ギャラリーの成熟度です。

 

欧米などのゴルフ先進国のギャラリーは、選手のプレー内容までを含めて声援を送っているのに対し、日本ツアーでは、そこまでの成熟度には達していないように思います。

 

ゴルフゲームを理解されて、トーナメント観戦を楽しんでいるファンが大多数だと願いますが、現状はアイドルの追っかけ状態でゴルフを観戦するファンもいなければ、運営が成り立たなくなる事実があるのだと思います。しかし、この追っかけのギャラリーの言動によって、トーナメントの雰囲気が変わってしまう可能性があるのです。

 

ゴルフの本質を理解されていないギャラリーは、バーディ、パー、ボギーなど数字だけをみて、安易に声援を送ってしまう可能性があります。

 

・バーディチャンスを逃してしまったプロに対して、「ナイスパー」とピントのずれた声援を送る。

 

・OBを打った後に、ナイスボギーで抑え、満足顔のプロに無反応。

 

・選手が集中したいのに、自分の存在をアピールする。

 

など、選手をサポートするはずのギャラリーが、選手の心情を逆撫でする始末です。毎試合のようにこんなギャラリーに追っかけられたら、選手に同情します。一緒にペアリングされた選手も悲劇です。

 

トーナメントマニアと呼ばれる様な、コアなファンは選手の番手毎の飛距離さえ把握していて、ロングホールのセカンドショットで、池超えの2オンを狙う場合、距離的に届くかどうか厳しい状況である中でも、果敢にトライをした選手に結果はどうであれ、そのチャレンジ精神に対し惜しみない拍手を送ったりするものです。

 

選手の心境に立って、声援を送り共に戦うのが本物のファンだと思います。