ゴルフクラブのスペック表を見ると、バランスがD2とかC6などの表記がありますが、これはグリップエンドから14インチの位置を支点にした時にどのくらいヘッド側が重いかの目安のための数値です。
数字上は軽いものから始まってA0から重いものはF0くらいまで測定が出来ます。
現実的にはレディースクラブで軽いのがB6くらいから、重いものでアスリートモデルでD5くらいまでが市販クラブのバランスの範囲です。
BとかDということ自体には特に意味はなく、A0が0、B0が10D3なら43としてもよかったのでしょうが、この測定法を考案した人が定めた数値です。
このバランスは、振り易いことと、スピードが出せる範囲で重いということ重要で、重すぎると振りにくい代わりにヘッドの重さを感じながらスイングすることが出来ます。
また、バランスが軽すぎる時の弊害はトップからの切り返しが速くなりすぎたり、ヘッドの重みが感じられないのでボールに当てづらくなったりトップしやすくなったりバンカーの砂やラフの抵抗に負けたりします。
重すぎる場合は、ヘッドスピードが出せなくなったり、ダフり易くなったり、疲れやすくなったりします。
また、硬いシャフトほど重く、柔らかいシャフトほど軽く仕上げるのがスタンダードで、バランスを重くする場合はヘッドを重くするかグリップを軽くし、軽くする場合はヘッドを削ったり軽い重りに変えるなどして軽くするか、グリップを軽くすることで変えることが出来ます。