ショートゲームが下手だと無理なプレーにつながる?  |ゴルフレッスンならGSI

トーナメント観戦やトーナメント中継で選手がバーディを獲りまくるところは一つの醍醐味ですが、地味にミスショットをリカバリーしてパーセーブをするシーンも見どころです。スイングを崩して林に打ち込んでもフェアウェイに出した後にピンに寄せてパーセーブしたり、難しいアプローチを寄せたり、チップインしたりというプレーが見られると観ていて楽しいものです。

一方、池越えを狙おうと思えば狙えるのに池の手前に刻んだり、パー5で2オンも可能な距離から刻むシーンも多く目にします。これは勇気ある撤退として評価されていいプレーですが、見ている側からするとつまらないプレーでもあります。
選手は皆良いプレーを観客に見せたい気持ちは強く持っています。それでもあえて刻んで確実にスコアメイクをしていくのもプロならではのプレーといっていいかもしれません。

こういうプレーはショートゲームに対する自信の裏付けともいえます。パットがまず入らないなら少しでもピンに近づけたくなりますし、ショートアプローチが上手く打てないと無理してでもグリーンに乗せようというトライをしてしまいがちになります。こうした無理が積み重なって時々大叩きにもつながってしまいます。トーナメントでも下位の選手は少しずつ無理を強いられて良いプレーが長持ちしなかったりスコアを崩したりしてしまいます。

パーオン率が高くてもパットが入らないとスコアが伸ばせません。これもやはり難しいピンポジションを無理に狙いに行ってミスショットにつながります。

ショートゲームはその場の1打だけでなくショットのターゲットの設定にも影響を与えることがあるのです。
ドライバーを遠くに飛ばしてアイアンショットをピンそばに着けることはプレーの醍醐味ではありますが、安全策を重ねた先のトライにこそ大きな価値が生まれます。ショートゲームの技術を高めることはプレーの幅の拡がりにもなりますので、ショートゲームの練習をコツコツと積み重ねてほしいと思います。

無理なスコアを目指すとスコアは悪くなってしまいます  |ゴルフレッスンならGSI

 

 

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