プロが球を曲げて打つ２つの理由があります　｜ゴルフレッスンならGSI

ターゲットを真っ直ぐ狙ってスライスやフックをしたら右や左へのミスショットということになりますが、右が危ない状況で左へフックしたらそのショットはそこそこ成功したといえます。

プロがスライスやフックを駆使してホールを攻略することはなんとなくでも理解はできると思います。ではどのようなときにスライスやフックをさせてターゲットを狙うのでしょうか？

大きく分けると2通りの目的になります。

１.　ターゲットライン上に木などの障害物があるときに木の右や左からターゲットへボールを運ぶためにボールを曲げる場合、これは球を曲げることが目的のショットになります。

２.　左右に危険なエリアがあるときにそこを回避するためにその結果として安全な方向にボールが曲がるように狙って打つ場合です。

１は基本スイングのセットアップをアレンジして打つことが多く、その際の左右への精度は基本スイングのショットのばらつきが出やすくなります。

２は例を挙げると、右へ避けたいときに右へ飛ぶ当て方を意図的に行います。その結果として球がスライスします。そのために基本スイングとは違ったスイングをすることになります。球を曲げることが目的ではなく結果的な弾道がスライスになったということです。

ボールが左右に曲がるのは、ヘッドの軌道に対してフェースが右へ向くとスライス、左へ向くとフックになります。

なので、１のショットは軌道とフェースの向きを打ちたいショットに合わせて変化させるように打ちます。

２のショットはインパクトでおおよそフェースが向いた方向に打球が行くことを利用してフェース向きのコントロールをすることに意識を向けて打ちます。１点を狙うショットではなく狙いより右のどこかというアバウトなショットともいえます。

通常のショットは自分にとって自然なスイングを繰り返し、必要な状況になったときにこれらのようなショットを打ちスコアメイクするイメージでいいと思います。

スイングによっては全てのショットで意図的にボールを曲げてあえてストレートを打たないというスタイルのプロも多く存在します。

いずれのショットも急にできることではないので練習場で十分に練習しておきましょう。

２のショットは実力に関係なくチャレンジすべきショットだと思います。

左右のどちらかが危険な状況は多くあるので、ナイスショットにならなくても危険さえ回避できればスコアの計算ができます。

１００を切れないくらいの人でもトライすることでスコアアップに直接かかわりますし、このプロセスを通ることでスイングのレベルアップにもつながりますので段階的に時間をかけて少しずつ取り組みながら上達を目指して欲しいと思います。

 

 

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