全米プロ閉幕　｜ゴルフレッスンならGSI

今年最後のメジャー大会の全米プロが閉幕しました。

 

優勝したのは、ジェイソン・ダフナー選手でした。最終ホールの18番グリーンサイドには、２０１１年大会で、ダフナー選手との一騎打ちのプレーオフの末、同大会を制し、メジャータイトルを獲得したキーガン・ブラッドリー選手が見守っていました。ホールアウト後、２人が抱き合う姿がテレビに映っていましたが、スポーツマンシップの素晴らしさを改めて感じさせて頂きました。

 

私の優勝者予想は、ヘンリック・ステンソン選手でしたが、惜しくも届かず３位でフィニッシュしました。

 

しかしこの大会を通して、益々彼のファンになったと思います。

 

14番ホールの完璧なティショットは、フェアウェーを捉え、アプローチショットが寄ればバーディの可能性も・・と思った瞬間、ボールは無情にもディボット跡に止まりました。

セカンド地点に来る迄、彼はディボット跡にボールが止まっているとは思わなかったでしょう。ボールがディボット跡にある事を見た彼の表情は、怒りの感情など皆無なような柔和な表情をしていました。結果、ディボット跡からのアプローチショットは、グリーン手前のバンカーに掴まり、またしても、目玉のライになってしまいます。そこから賢明にリカバリーを試みるも、目玉からはスピンが掛けられず、寄らず入らずで痛恨のボギーになってしまいます。

 

続く１５番ホールは、右側が池で、１８０ヤード前後のショートホールです。選手は右の池を避ける為に、グリーンの左端、もしくは左側に外してもやむなしと考えるホールですが、ステンソン選手は、強い気持ちで精一杯ピンを攻めました。

 

あんなアンラッキーな出来事があった直後でも、諦めない気持ち、強い気持ちを失わない姿に私はとても感動しました。

 

ヘンリック・ステンソン選手のイメージは、気性の激しい番長というイメージでしたが、挫折を経験し、復活に至るまでの道のりの中で、人として、より魅力のある選手になったと強く感じます。

 

来年以降のメジャー大会もステンソン選手を応援し続けたいと思います。そして私自身がコースをラウンドする時には、「ディボットかよ畜生」などと思わないように精神修業せねば。。。

 

 

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