今日は、今年最後のブログです。読んでくださった方、どうもありがとうございました。本日の
テーマは、私がゴルフを始めて以来ずっと大切にしている「タラ・レバ」という言葉にしようと思い
ます。ゴルフ歴の長い方は、この言葉をご存知の方も多いと思いますが、初心者や、この言葉
を聞いたことのない方の為に説明させてください。9ホールや、18ホールのゴルフのラウンドを
終えて、「あの池ポチャさえなかったら」や、「バンカーから一発で脱出できていれば」などとい
う使われ方をする事が多いのですが、ひどいケースになると「部長OBが3発なかったら39でし
たね....」なんて発言をする人もいるくらいです。そして当人の部長もOBを打った自分を
反省する事もなくいつもの日常に戻って終了。しかし上達する人は、このフレーズから問題点
が浮き彫りになるのですから、タラ・レバが出ない様に、練習を組み立てるのです。そうやって
弱点を克服して安定したゴルフが展開出来る様に、目指していくと良いと思います。このタラ・
レバの話で私の好きな有名なエピソードがあります。往年の名ゴルファー、南アの黒豹こと
ゲーリー・プレーヤーの話しです。彼がマスターズに出た時に、ドライバーショットでバンカーを
超えれば、ツーオンが可能になり、バーディを取りやすくなるロングホールがあったそうです。
ですが彼は、当時飛距離が出る選手ではなくて、バンカーを避ける様にそのホールを攻略して
いたそうです。周りの飛ぶプロ達は、楽々とバンカーを超えて、バーディを取っていたようです。
そこで彼は、ドライバーの飛距離が伸びればと考え、当時のスチールシャフトでできた重い
ドライバーを長尺にして、飛距離を伸ばそうと考えたそうです。その為には筋力アップが必要
と考え、想像を絶するトレーニングに励んだそうです。そしてマスターズを制し、その後も次々
とメジャー大会を優勝して伝説のグランドスラムを達成しました。また近年におけるゴルフクラブ
の進化もタラ・レバが重要なキーワードであったと思います。ラフに入ったらロングアイアンで
打つのは難しく、また長い距離のショットでグリーンで球を止めるのもパワーのないプレーヤー
には大変です。そんな時にこんなクラブがあったらいいなと考え、高番手ウッドや、ユーティリ
ティが開発されたのでしょう。。。タラ・レバという言葉は、マイナスにもプラスにも使える言葉で
す。言い訳に使うのではなく、夢の様なフレーズに使って欲しいと思います。