石川遼選手の攻めは無謀か? |ゴルフレッスンならGSI

質問は表題の通りなのですが、本日開催された男子プロ・トーナメントをTVで観戦しておりましたら、石川選手が上位に位置していた関係上、殆んどの映像は彼を中心に展開されており、それはそれで一向に構わないのですが、仰天すると共に彼のコース・マネージメントの在り方を疑った瞬間が有りました。

問題のシーンは最終18番ロング・ホールでの出来事、彼の第1打は右サイドのバンカーに入り、前面グリーン方向には木々が張り出して、残りは230ヤード程度あり、しかもグリーン手前は全て池というロケーション。

仮に狙うとするならば木々の僅かな空間をめがけ、バンカーからウッドでかなりのインテンショナル・スライスに限定した、しかも低い弾道での曲芸的なショットが要求される局面。

恐らくトーナメント・プロですら99%はレイ・アップする条件下、しかも第3打でバーディ・チャンスに付ける可能性も充分な中、彼は敢然とウッドを握り木々の隙間をめがけて振り抜いたが、ボールは憐れ池の手前に転がり万事休す。

結局無理な2オン狙いが崇り、このホールをダブル・ボギーとして9アンダーにスコアーを落とし、優勝争いから一歩も二歩も後退しましたが、普通に刻んでおれば、バーディ或いは少なくともパーは固いところであり、恐らく首位の金庚泰選手とは1~2打差で最終日を迎えるという、天と地ほどに開いた結末。

或いは最終日1~2打差で追う展開で、しかも最終ホールでの事であれば、無理を承知で狙う事も容易に理解出来るが、今回はその想定の埒外にあり、しかも思うに石川選手は普段に於いても一か八かのショットが多過ぎる気がします。

インタビューのコメント等から察するに、彼はクールで非常にクレバーな現代青年という印象が強いのですが、ゴルフ・スタイルはまた別物なのでしょうか?

尚誤解しないで頂きたいのが、私は彼の才能を評価する者にして惜しむ者、彼はダイヤの原石ではあるが、反面世界というステージに於いては未だ原石に過ぎないのもまた厳然たる事実。

以上長々とした状況説明にお付き合い頂き慙愧に耐えませんが、ショットの精度に比例しない、彼の強引なコース・マネージメントを如何なものかと考える次第です。

例えばかつてのジャンボ尾崎はまさにそうでした、彼の場合も時には無理な2オン狙いという場面が少なくなかったが、確固たる実績と足跡を残し、日本ゴルフ界の第一人者であった彼には、サービス精神の発露という少なくともその必然性があり、現在の石川選手の無謀なチャレンジとは一線を画す気がするのもまた事実。

さて皆様は、石川遼選手のコース・マネージメント、或いは all or nothing 的なチャレンジ精神、更には現状の不振に関し、どうお考えでしょうか?

Answer

一昨年の秋のお話のようです。

石川選手のマネジメントはピンそばにパーオンさせてバーディというのが基本になっている印象があります。あれほどの選手ですし、トラブルショットからのリカバリーショットもとてもうまい選手だと思います。フィル ミケルソン選手なども冒険ショットを打つことで有名です。ミケルソンのキャディはミケルソンの強引な攻めを止めるのが大変なようです。

一見無謀とも思えるショットも以外と周りから見るよりも易しいこともありますしその逆もあります。要はトライする時に「行ける」と思えているか「無理かも」と思いながらショットをしているかが重要で技術の高い選手ほど難しいと思わず挑戦しているものです。

昔の名選手のジャックニクラウス選手はとても堅実な選手で無謀な攻めは一切しませんでした。当時覇を競っていたアーノルドパーマー選手はアーノルドパーマーはとても攻撃的な選手で周りがとても無理だろうというショットを何度も成功させて劇的な優勝を飾っていますがその裏に多くの失敗が或ことも事実です。

プロのゴルフは全て72のパープレーで回り続けるより5アンダーと5オーバーの繰り返しで72平均のゴルフをしていた方が賞金は多く稼げます。またそういう選手の方が人気を集めることになります。

石川選手の場合は攻撃的なゴルフでボギーの倍のバーディをとってやるようなパーマースタイルで、片山晋呉選手はグリーンのセンターに乗せてボギーを避けてパーを積み重ね、チャンスで確実にバーディをとっていくニクラウススタイルでしょうか?

性格によって、攻撃的な人が無理に我慢しすぎたり、堅実な人が攻撃したりするのはそれぞれ難しいことだと思います。

この時の石川選手はプロであり結果ミスをしたので、この時の攻めは無謀だったと判断されるでしょう。しかしこのような攻撃を成功させて勝った試合もあるわけですから困難に挑戦した事は賞賛されてもいいと思いますし、結果失敗してことに避難されても仕方ないと思います。

年齢を重ねていくうちにコースマネジメントもどんどん上手くなっていくはずですし、まだまだ若い選手ですし攻撃的で魅力的な選手でありますから今は長い目で見てあげて欲しいと思います。

 

 

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