目次
トップトレーサーとは?
トップトレーサーレンジは複数のカメラでボールが打ち出された30yほど先から着弾までの弾道をトレースしてその計測値を画面に表示してくれる計測システムです。
練習場に設置されるのでほとんどの場合レンジボールといわれる練習場用のボールで計測されることになります。
相対的にレンジボールはコースボールよりも初速が遅くスピン量が多くなりますので、測定結果の実測値とコースボールならこのくらいという予測値が表示されるようになっています。レンジボールの弾道をトレースしますからコースボールの初速が出てもコースボールより飛ばない結果になりやすくこれにランを増やすなどの補正をしてトータル飛距離に差異が生じないよう工夫されているように思います。
測定結果よりキャリーが多くランが少ない結果にコースではなると思います。
スマホに専用のアプリをダウンロードすれば測定結果を見たり、イベントに参加できたりします。
レンジボールで測定した場合は、計測値をぼやっと把握して参考にするくらいの使い方で良いと思われます。
緻密に測定したいのであればコースでトラックマンなどを用いて計測するのがいいでしょう。実際のショットの精度を考えればアバウトに考えるくらいで丁度いいのではないでしょうか?
トップトレーサー、フリー計測の測定項目
・総飛距離
打球が打ち出されて着地して転がって止まるまでの距離でコースボールならこのくらいになるという予測値です。
実際のラウンドよりもキャリーが少なくランが多い傾向にあるように思われます。屋外の練習場では風や気温によって左右されるので計測時の風向き、風速、気温を考慮して測定結果を読み解きましょう。
・キャリー
打球が打ち出されて落ちるまでの距離でコースボールならこれくらいという予測値です。
打ち下ろしになる2F、3F打席は1F打席よりも距離が出ます。
・フラットキャリー
高低差が無ければこのくらいになるというコースボールならこれくらいという距離なので1F打席ではほとんどキャリーの数値と変わりません。2F、3Fで打つときはこちらの数字に注目しましょう。
・ボール速度
本来はボールが打ち出された直後のスピードですが、トップトレーサーレンジでは打ち出されてから30yほどの地点での速度が計測されます。打ち出し直後よりは遅くなりますが打ち出し直後の予測値が表示されます。打ち出し角度が低いほど、ヘッドスピードが速いほど、フェースの反発係数が高いほど速くなります。飛距離に大きく影響し打ち出し角度とスピン量と相まって飛距離が決まります。このボール速度はわずかに風向きと風速に左右されます。
・曲がり幅
ボールが打ち出された方向からボールがどのくらい曲がったかが計測されます。
数字の近くの右向きの▷左向きの◁で曲がりの方向が表示されます。
ターゲットから離れた距離を知りたい場合は、ドラコンモードのときに知ることができます。無風ならインパクトでのヘッド軌道とフェース向きの差角が大きいほど曲がり幅が大きくなり、それらが一致するとストレートボールになります。横からの風が吹く場合はスライスボールが左に流されると場合などでは実際のボールの回転方向とは逆の結果になることがあります。この数値に注目するときは風向きにも注意してください。
・打ち出し角度
本来は打ち出された直後の水平な地面に対しての角度ですが、これもやはり打ち出し後30y当たりの地点でのボールの打ち上げ角度が計測され打ち出し直後の予測値が表示されます。レンジボールとコースボールではコースボールの方が高く打ち出されます。インパクトの打点が高いほど、ロフト角が大きいほど、ヘッド軌道の上昇角度が大きいほど高くなります。ボール速度と並んで飛距離を決める要素です。番手ごとに違うので、各番手の自分なりの理想値をまず突き止めましょう。
・高さ
そのショットのボールの最高到達点の高さです。上昇中にネットに当たった場合予測値として表示されます。ボール速度が速いほど、打ち出し角度が高いほど高くなります。
・着地角度
打球地点と同じ高さの水平な地面にぶつかる瞬間の角度です。ちなみに男子トッププレーヤーはアイアンを50°~52°くらいに揃えるようクラブセッティングを考えます。トップトレーサーレンジではスピン量が計測できませんが、この項目をその代わりの目安にすることができます。同じ打ち出し角のときこの数値が小さければスピン量が少なく、大きければ多いと考えられます。途中でネットなどに当たると予測値が表示されます。
・滞空時間
打球が打ち出されてから落下するまでに要した時間です。打球速度が速いほど、打ち出し角が高いほど、スピン量が多いほど長くなります。ロングドライビングコンテストでも計測されている項目です。滞空時間が長いほど風の影響を受けやすくなるので、風が強いときは滞空時間が短い打球を打てると計算の立つプレーができます。
・近くのターゲットまでの距離
開始前にどのターゲットに向かって打つかの設定をしないと計測を始められません。設定したターゲットからボールが停止した位置までの距離が表示されます。その方向と距離を狙えばショットの残り距離を短くする練習になります。
フリー計測を利用した練習
フリー計測は最も多くの情報を得ることができるモードです。せっかく多くの情報をもらえるのでせっかくなら効率よく利用したいところです。
飛距離
・番手毎の距離を知る
ゴルフのコースマネジメントの基本中の基本は自分のクラブの距離を知ることです。その際にはすべて同じ飛距離になるものではありませんので、ナイスショットのときの飛距離とそこそこのショットのときの飛距離を見ておきましょう。
キャリーもきっちり把握しておきたいところなのですが、レンジボールの弾道を実測して補正されると短い番手は飛距離が出て、長い番手が飛ばない傾向になってしまうのであくまでも参考程度に見ておきましょとりあえずじぶんのセットの中のクラブを全て打ってみましょう。ナイスショットの距離を知っておきましょう。その際はできるだけ風が吹いていないときにしてください。季節による距離の違いや風による距離の変わり方など定期的に計測するようにして行けばラウンドでのクラブ選択で的確なものをチョイスできるようになります。
・適正な弾道に近づける
ここでは打ち出し角、着地角、ボール速度を適正値に近づけたいところです。参考として高さを見ていきます。レンジボールはコースボールよりも打ち出し角が低くなりますがレンジボールでの適正値を探りましょう。自分でいいなと思った当たりをしたときの数値をクラブ毎にデータを取っていけばいいと思います。ドライバーの平均飛距離が300yくらいの男子トッププロの目安がアイアンの着地角を50°くらいになるようクラブのチョイス、チューニング、打ち方で調整しています。ヘッドスピードが遅くなるほどそれより低い着地角が適正になります。アイアンでできるだけ止まるようにしたければ着地角が深くなることを目指しましょう。
適正な弾道のショットが打てるようになったら、番手毎に均等に飛距離差があるかどうかもチェックしましょう。
近年のクラブは飛ぶようなってきた分、飛び過ぎて上の番手に近づきすぎて、下の番手と距離差が離れすぎてしまうことがあります。番手毎の距離差はドライバーが360yの人で20y、270yの人で15y、180yの人で10yくらいを目安に考えてください。
・距離感をつくる
適正な弾道のショットが打ててクラブのセッティングが上手くいったらそれだけで距離を上手く打ち分けることができますが、更に距離が合わないときにその調節ができたらどんな距離でも合わせることができます。そのためには距離を出す方法、距離を落とす方法を身に着ければいいことになります。そのスキルが未熟だとただフルショットをしておけばよかったと後悔することになってしまいますからコースで実践するかどうかは置いておき練習だけでもしておくといいと思います。
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