パターが入ればそのパットが決まらなかった場合と比べるとスコアが1打そっくりよくなり、入らなければ1打悪くなります。
パットが入る事の効果はその1打だけではなく他に様々な恩恵を与えてくれます。
例えばパー4のホールのティショットで左のクロスバンカーを怖がり過ぎて右のラフに行ってしまい、木が邪魔でグリーンを狙えずフェアウェイに出し、そこからのアプローチを上手く打って2メートルのパーパットを残したとします。
そのパットが外れると心理としては、ティショットでバンカーを怖がりミスした事と、3打目のせっかく上手くいったアプローチを生かせなかった事を後悔してしまうでしょうし、短いパットを外したイメージが次のパットに悪影響を及ぼしてしまう事もあるでしょう。
逆にそのパットが入るとティショットのミスは帳消しになり、更に3打目の上手く打ったアプローチが印象に深く残り、その後のプレーも良いイメージでプレー出来る上に、チャンスをものにできた喜びやピンチをしのげた満足感も残ります。
このようにたった1打のパットが入ったことで入らなかった場合より2~4打くらい変わってしまう事もゴルフではよくある事ですし、その後のラウンドにも影響する事すらあるのです。
たった1打のパットが1打以上の重さを持っていることをよく理解するとパットの上達意欲を湧かせるための材料になるかもしれません。
しかし、プレー中はそんなことは考えず、1打ごとに気持ちをフラットにリセットして、目の前の1打に集中しましょう。