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ゴルフダイジェストの去年のものをなんとなく手に取って読んでいましたら、岡本綾子プロのQAのページがあって、コースマネージメントについて非常にタメになることをいっておりましたので、ご紹介します。
という、とあるブログをご紹介します。
出典:週間ゴルフダイジェスト—2011.10.4.No,36.P68「岡本綾子・ゴルフの、本当。
この欄で質問者は、「プロはラフよりバンカーの方が寄せやすいといいますが、アマチュアにはタイプの違うバンカーに対応する
のだって難しいもの。砂の質によって打ち方は変わるのでしょうか」と質問しています。
それに対して岡本プロは、「たまにプロは長いラフよりもバンカーを狙う方が計算ができるので初めからバンカーを狙う、というけど本当でしょうか、」につづき、
「ゴルファーはつねに、自分が失敗を犯す可能性を頭に置いてプレーしなければなりません。
同じミスをするにしても、曲げるとすれば右か左か。
距離を間違えるとすればオーバーかショートか。ハザードにつかまるなら池かバンカーか。次のショットを打つための条件として、ベストではなくても立ち直りのききやすい、セカンド・ベストを想定してプレーすべきであり、トッププロは、その判断を怠りません。
ラフよりバンカー、という言葉は、そういう意味でのコースの攻略方法を示しています。
ミスが起こる可能性を排除せず、それが起きた際に対応する『プランB』を用意しておく。
バーディを取るためのベストルートを描くことだけが理想の攻め方ではなく、思うようにいかなくなった場合の対処法を準備することまでを含めてこそ、現実的なコースマネージメントといえるのです。
言い換えれば技術的に優れた選手であればあるほど、自分が犯す失敗に対して謙虚であるともいえます。
なのにミスする確率の高い選手が、自分の失敗をいちいち悔みながらプレーするとしたら両者のプレー内容の差は広がる一方。
そう思いませんか?
ラフが深くその後の処理が厄介になると判断すれば、バンカーからのほうが寄せやすい。これはコースの状態に順応した危機管理術なのです。
場合によっては、同じバンカーでも奥のバンカーか手前のバンカーでミスの度合いを軽減する判断も求められます。
ピンがグリーンの手前エッジから5ヤードと近い位置にある場合、ショートアイアンで距離ギリギリに打ったら落下角度が急になるので目玉になりやすい。
大きめのクラブでオーバーして奥のバンカーに入れても、弾道が穏やかなので目玉になりにくい。
奥からはやや下りとはいえ15ヤードほどあって、転がす足が使える。こういう考え方だってできると思うのです。
攻めやすいホールかどうか、難攻不落のピンの位置かどうか、そして自分の技量で対応できるかどうかによって、ホールマネージメントは変わってくるということ。
誰にとってもいつも1つのベストルートがあるわけでないことを忘れないでください。
またご指摘のように、バンカーの砂の質によっても対応は変わります。ですが、バンカーショットの打ち方そのものを変えるということではありません。そこは勘違いしないでほしいところです。
という岡本プロのコースマネジメントのご意見でした。
あとは単純にトーナメントのラフはかなり深いのでヘビーラフとバンカーを比較したらバンカーの方が楽で、グリーンは固いのでグリーンに対してボールを止めたい状況であればバンカーの方が寄せやすいということでしょうね。