ゴルフクラブは大まかにいうと、ヘッド、シャフト、グリップの3つの部品でできています。
総重量というのは、この3つの部品の重さの合計です。
厳密にいうと、これにグリップの下巻きテープ、ソケット、シャフト接着用の接着剤の重さが3~4グラムがプラスされます。
昔のクラブはほとんどのクラブヘッドの重さは同じくらいで、グリップもほとんどが50グラム前後がったので、シャフトの重さによって総重量が変わっていました。
現在はというと、ドライバーではメーカーごとに、モデルごとにヘッド、グリップの重さが個別に設定されています。
ちなみに、50グラムのグリップが装着された総重量が300グラム、バランスがD2のドライバーのグリップを
10グラム軽くするとバランスがD4くらいになるので、4グラムほどヘッドを軽くしてD2に仕上げると、総重量が286グラムのドライバーになります。
10グラム重くするとD0くらいになり、今度は4グラムほど重くしてバランスをD2に仕上げると314グラムのドライバーになります。
このように軽いグリップを装着してヘッドを効かせたクラブのバランスをハンマーバランス、
重いグリップを装着してバランスを下げたクラブのバランスをカウンターバランス、
50グラムの標準的な重さのグリップを装着したクラブのバランスをノーマルバランスといいます。
ハンマーバランスのクラブはヘッドを軽くするので、シャフトが硬く感じます。
そこで、ハンマーバランスのドライバーを作る際は軟らかめのシャフトを装着すると振りやすいクラブになります。
逆にカウンターバランスのクラブは硬めのシャフトを装着します。
ハンマーバランスのクラブはゼクシオが先駆けで他のモデルよりもシャフトの硬さ設定を軟らかくしていました。
現在ではEPICなど多くのモデルでハンマーバランス設計のクラブが流通しています。
ハンマーバランスにすると、総重量が軽くなるので、軽量化戦争の中、必然的にハンマーバランスのモデルが増えたという裏事情もあります。
軽量化も限界にきて、今度はゼクシオ11がカウンターバランスを採用して発売されました。
軽すぎて打ちにくかった人にはいいクラブだと思います。
軽量化戦争も終わりに近づいており、これからはもっと多様な特長のクラブが増えていくと思います。
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