1W、FW、UTはカチャカチャっとシャフトの向きを変える事で性能を変更することが出来るクラブが多くなっています。
カチャカチャとすると何が変わるのでしょうか?
構造的には、上の写真のようにシャフトの先端に黒いスリーブと呼ばれる筒が取り付けられていてスリーブとヘッドをT型のトルクレンチでねじ止めした状態でプレーに使用します。
このスリーブの軸線とシャフトの軸線が1°~2°ずれているのでヘッドに取り付ける時のスリーブの向きによってシャフトの位置が変わります。
ここでは2°ずれているとして話を進めます。
ヘッドのすわりを基準にしてその状態でグリップエンドが12時方向に位置を変えるとライ角が2°アップライトになり、そうすると若干左に飛びやすく上に上がりやすくなり、ニュートラルの位置が6時なので1番フラットな状態なので、ライ角をフラットにすることが出来ません。
3時と9時に変えると一番大きくロフトとフェース向きが変わりますのでクラブによってL~R、−2°~+2°と表示の仕方が異なっていますがL=−2、R=+2と理解して差し支えありません。
スライスを抑えたい場合はシャフトがシャフト挿入部に9時方向から挿さっている状態にします。
その上でセットアップ時にいつも通りにターゲットラインに対してシャフトをセットするとフェースが左を向いた状態になりますのでそのままセットアップを完成させて打ってください。
弾道を高くしたい場合は上記のセットアップからシャフト軸線を時計回りにフェースをターゲットラインに直角になるまで回転させて構えます。
こうするとロフトが2°増えた状態になります。
フックを抑えたい、弾道を低くしたい場合は上記の逆になります。
このように、カチャカチャとしてから無意識に構えてしまうと弾道を高くしたいのにフックになってしまったり、スライスを抑えたいのに高いスライスになってしまったりする可能性があります。
カチャカチャっとした後はクラブのセットの仕方を間違えないようにご注意ください。
GSIゴルフジムでは随時体験レッスンを行っています。
クラブに対する悩みなどもご相談を受け付けています。