下の図はネット上から拝借してきたものですが、ベン・ホーガンのモダンゴルフの中の挿し絵だと思います。
これはワッグルについてのものでしょう。
ベン・ホーガンはパーシモンヘッドでアイアンはストレートネックの時のプレーヤーですので、とても重心角が浅いヘッドだったのでウィークグリップに見えますが、当時としては標準的なグリップといえます。
現在は当時よりもヘッドが大きくなった分重心角が大きくなったので、あと10°くらいフック気味にしたグリップが標準です。
上の図のワッグルを見ると手首を前腕の力で動かしているように見えますが、実は左肩を肩甲骨の動きで下げてグリップを上から押し、右肩で下から上に引き上げるようにしていて胸や背中の力で手首が曲げられるのがワッグルです。
前腕の力で同様の動きもできますが、力が小さいので上手く打てないでしょう。
また、左右の手のつなぎ目あたりを支点にして左右の手がそれぞれ力点になったテコでもあり、ヘッドの加速に非常に大きく関わります。
そして、ワッグルに体の回転をプラスしたらそれだけでスイングになるともいえます。
このようにとても重要なワッグルですが、自分とは違うように見えた方は上図を参考にアドレスの左親指の付け根がその位置のまま2つのポジションを往復させ、それぞれの位置でピタッ、ピタッと急停止するように何度も往復させてみて下さい。
前腕が疲労しないほど良いワッグルになっていると思っていいでしょう。
これが上手く出来るかどうかでスイングの良し悪しが決まるといっても過言ではありません。
たかがワッグル、されどワッグルです。
一度じっくりとワッグルについて研究と練習をして欲しいと思います。
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