冬場は夏場と比べて飛距離が落ちます。例外として、球筋が低すぎて飛ばない人にとっては飛距離が伸びる事があるかもしれませんがまずほとんどの人が飛距離ダウンすることになります。
冬場のグラウンド状態はボールが転がりやすくなるのでこの点飛距離アップの要素なのですがそれ以上に気温の低下にまつわる様々な飛距離ダウンの要素により夏場と同じだけ飛ばすことが出来なくなります。
気温が下がる事による飛距離ダウンの要素を上げてみましょう。
・体が冷えた状態でショットをする
・ 厚着
・空気密度が濃くなる
気温の低下によりプレー中の体温が上がらずいわゆる温まった状態でプレーしなければならないために筋肉の瞬発力が上がらなくなり、厚着をする事で体を動かしにくくなりトップオブスイングや切り返しで十分な筋肉のストレッチが出来ないためにヘッドスピードが出し切れません。その上で一番影響が大きいのが濃くなった空気密度の中をボールが飛ぶことで空気抵抗が増し飛距離が落ちてしまう事です。
この3点に対して対策を施すことで飛距離ダウンを最小限にとどめられます。
体が冷えないように厚着をするとそのせいで飛距離が落ちます。かといって体が冷えないように厚着をすると今度は体が動かしにくくなりこれも飛距離ダウンになってしまいます。
これに対しては発熱下着や携帯カイロ、さらに移動中にはダウンコートなどを着てボールを打つ時だけ薄着になるなどの工夫をするといいでしょう。
空気抵抗が大きくなる事に関してはボールのスピン量を減らす事が効果的です。このために冬専用のドライバーを用意するのもいいでしょう。具体的には夏用と比べてシャフトを少しだけ重く軟らかいものをチョイスして軟らかくする事で振りやすく球が上がりやすくし、スピン量が減るヘッドやロフトを1度寝かせたものにするといいでしょう。
球が上がりやすいようにロフトを増やすとかえって逆効果になりやすいので注意しましょう。
飛距離ダウンを抑えて寒い中のゴルフも楽しんでください。