ライ角

昔の青木功プロを代表するプロゴルファー達は、アイアンセットを手に入れたら、ヘッドのいろいろな部分を削ったり、鉛を貼ったり、ロフトやライ角に至るまで原形をとどめないほどに自分であるいはクラブ職人が加工をして、オンリーワンのクラブに仕上げていました。

 

現在はヘッドの種類などが当時とは比較にならないほど多いので、加工してチューニングするよりも選べばよい時代になったかなと思います。アイアンヘッドなども削るところが見当たらないくらい洗練されているのではないでしょうか?

 

ただ、ゼクシオに代表されるようにライ角調整が出来ないクラブも多く、ゼクシオアイアンを使用している方はほぼ全員といっていいほどロフトとライ角が同じ状態で使用しています。

 

ここは現代のアイアンの落とし穴で、ユーザーの中の4割くらいの人が適合範囲に入れる人でそれ以外の方は残念ながら他のクラブに変更を考えた方がいいのではないかと思います。

 

20~30年前のトップアマは身長が170センチに満たない人がとても多く長身の人はとても少なかった傾向にありました。これは、今と比べて2~3°フラットなライ角設定だったために、これが適正な人がアマチュアの試合の上位に集まる事は必然だったと思います。

 

ただし、プロはライ角調整やシャフトの長さを変えるなどして自分のスイングと体のサイズに合ったクラブを使えたので大きな人がその優位を発揮できていたのではないかと思います。

 

現在の平均的なライ角設定は、メンズなら175センチ以上の人、レディスなら165センチ以上くらいの人に適正な設定になっています。これは、初、中級者の方が右に打球が飛びやすいのでライ角度をアップライトにする事で補おうという考え方が根本にあるからではないかと思います。これに加えてヘッドが大型化した事によりトーダウンの度合いが大きくなった事も一部関係していると思います。

 

という事で、身長が低めの方はライ角度を調整出来る軟鉄鍛造を選ぶか、MIZUNO,PINGの2社はほとんどの人のライ角に対応できるので、自分にとってライ角が合ているかどうかをゴルフショップなどで相談されることをオススメします。

 

なお、ドライバーについては地面も打たないし、ロフトも少ないので気にするほどではありませんのでご安心ください。