ゴルフトーナメントのテレビ中継を見ているとグリーンに落ちたボールが勢いよく戻ってピンに寄っていくシーンを目にしたことがあると思います。
こうしてボールが後ろに戻っていくことをスピンバックといいます。
よく、「バックスピンで戻ってきた。」と表現することがありますが、ボールが後ろに戻ってくること自体はスピンバック、バックスピンはボールが飛んでいる時に回転のこととするのが言葉としては正しいのかなと思います。
昔は女子のトーナメントではほとんどお目にかかることはなかったのですが、クラブの軽量化とボールの進化により目にすることが多くなりました。
このスピンバックはほとんどの場合ボールが落ちた傾斜が強く、受け傾斜になっている場合に起きます。
水平面に落ちてスピンバックで戻ってくることはあまりないと思います。
アメリカのトーナメントコースの方がグリーンの傾斜が強い傾向にあるので、PGAツアーの方が目撃する機会も多いと思います。
ボールが戻ってくる時はボールが落ちた後、前に進む力が無くなった時にバックスピンが残っていると後ろに戻っていきます。
観ている側はボールが戻ってピンに寄っていくシーンはとてもスリリングです。
これからも試合の大詰めでこんなシーンが見られるといいですね。