ゴルフはミスのゲームとも言われますが、失敗体験と成功体験の記憶の蓄積量の比率が一つの指標になります。
石川遼選手が高校生の時にプロのトーナメントで優勝した時と今現在の技術力を比べると今の方がはるかに高いと思います。
しかし、高校自分の石川選手の頭の中は成功体験の記憶に支配されていた、いわゆる怖いもの知らずで若者の特権ともいえるかもしれません。
それから数年の間に、成功体験も多く上積みされ、それ以上の失敗体験の蓄積があったと仮定すると、高校自分よりも技術力は上がっていても、結果は悪くなっていしまいます。
ゴルフが怖い状態になるわけです。
ここからは、ショットを曲げるのが怖いからショットの精度に磨きをかける、ショートパットが怖いからパッティング技術を底上げする、安全なコース戦略も身に着けるなどしてミスが少ない状態を目指すことになります。
一流になる選手のほとんどは怖いもの知らずのうちに世界のトップクラスまで一気に登りつめてしまいます。
そしてその後盤石な自分スタイルのゴルフを作り出せた人が超一流の選手になれるのだと思います。
逆にアマチュアゴルファーが初心者のうちに高額なベットをして怖さを覚えてしまうとやればやるほど下手になって行ってしまうこともあり、ここからの立ち直りはとても困難になります。
ということで、ゴルフが最終的に上手くなるためには技術力を高め成功体験の記憶を蓄積し続け、失敗体験は忘れてしまうことが出来るとゴルフをかなり上達することが出来るでしょう。
自分が失敗したことを忘れることが出来ることはゴルフの才能の一つとといってもいいのかもしれません。