よく、短いパーパットをカップをなめて外した時に「今のスコアは4.1だ。」などという人がいますが、残念ながらゴルフのスコアは全て切り上げになるためにいい内容のプレーをしていてもただのボギーになってしまう事はよくあることです。
しかし、アベレージスコアを考えると、この小数点以下の数字がものをいいます。
惜しくもボギーという内容のゴルフをできていればダブルボギーにはなりにくいわけです。
例えば、パー4のホールのボギーの内容として考えられるのは
① 1オン4パット
② 2オン3パット
③ 3オン2パット
④ 4オン1パット
⑤ 5オン0パット
の5通りです。
①と⑤はあまり現実的でないので置いておくとして、②③をベースで、パーパットの距離が自分が必ず2パットで行ける範囲にあればダブルボギーの心配のないボギーになるのでそういう内容のゴルフを出来るように技術の磨き方を考えていけば90が切れる事になります。
全てのホールで②か③になるという事は少ないでしょう。そしてそれらのホールの内容に結果が左右されます。
②はパーかバーディになる可能性があり⑤はダブルパーの可能性もあるわけで、これらのホールをどうまとめるかが、アベレージスコアでなく、ベストスコアやワーストスコアに大きく影響します。
②か③の無理のないボギーをとっておくとピンチやチャンスの時に最大限の集中力が発揮できるのです。④が多い場合はピンチやチャンスの時にあまり集中できないのでスコアは悪くなりやすいのです。
惜しくもボギーを悔やまず、必ず来るであろうピンチとチャンスに向けて集中力が貯められたのだと考えることが出来るようになると90切りが現実的なものになっていくと思います。