一打の価値

プロや上級者の練習と、アベレージゴルファーの練習には大きな違いがあるように感じます。

 

これは練習量の事を言っているのではありません。プロはゴルフが仕事ですから、毎日のようにボールを打つことは可能でしょう。しかしゴルフを趣味として楽しんでいるアベレージゴルファーの方は、仕事が早く終わった日や、休日にしか練習が出来ず、多くの練習量は確保出来ないと思います。

 

たまにする練習では、ドライバーなどのロングショットをマン振りして、周りで練習しているゴルファーに俺の飛距離を見てくれと言わんばかりに誇示しているように感じるケースも多々あります。アプローチなどの練習は皆無で、ロングショットの余韻に浸って、満足顔で帰って行きます。ですがこの方の練習は、ゴルフが上手くなるというより、ただのストレスの発散にしか思えません。

 

ゴルフというゲームは、ショートゲームの技術力でスコアに差が出るという事実があります。その事に気付かずに、練習場で汗水垂らして球をガンガン打ち込んでも上級者への扉は閉ざされたままになってしまうでしょう。。

 

プロの試合を例にとって考えてみたいと思います。

 

あるプロが第一ラウンドで、18ホール中、全てのホールでパーオンに成功したとします。という事は、全ホールバーディトライという事になります。グリーン上では一度も3パットをせずに、全てのホールを無難に2パットで収めました。となると、このプロの第一ラウンドのスコアは72という事になります。

 

プロの試合では、優勝スコアが20アンダーになるようなハイレベルな試合もありますから、このプロは、もの凄いショットメーカーでありながら、優勝争いには遠く及ばない位置にいる事になってしまいます。

 

私も以前は、ショットさえ上手くなればゴルフのスコアも良くなると考えていました。しかし「すべてのショットは等価である」というゴルフの格言に出会って、考え方を改めるようになりました。

 

もちろん反論する方もいるでしょう。「ドライバーで打った会心の250ヤードショットと、目をつぶっても入るような10センチのパットが同じ価値だとは到底思えない」と....

 

趣味でやっているのだから、気持ち良く練習やラウンドをしたい気持ちは理解できますが、残念ながら、この方の思考回路ではゴルフはうまくならないと思います。

 

すべてのショットは等価であると考える方は、練習場で打ち込んだ球数と、同じだけのアプローチやパターの練習をするという発想になっていなければおかしいと思います。

 

一打の重みにドライバーもパターも変わりはありません。そのように考えられた時に、ゴルフの奥深さをより楽しめるようになるのではないでしょうか?