ドライバーの「カチャカチャ」の罠!同じ9.5°でも元のロフトで弾道が変わる理由 |ゴルフレッスンならGSI

ドライバーの「カチャカチャ」の罠!同じ9.5°でも元のロフトで弾道が変わる理由

【この記事のポイント】

  • 元が9°と10°では弾道が変化: 同じ「9.5°」に設定しても、元のロフト角によってフェースの向きや重心角が全く異なります。

  • 9°ベースはつかまり重視: 9°を9.5°に寝かせるとフックフェースになり、左に構えれば球がつかまりやすくなります。

  • 10°ベースはスライス防止に注意: 10°を9.5°に立てるとスライスフェースになり、スクエアに構えると右に出やすくなります。

 

皆さんこんにちは、GSIゴルフジムです。

最近のドライバーの多くに搭載されている、いわゆる「カチャカチャ(可変スリーブ機能)」。シャフトの向きを変えるだけで簡単にロフト角を調整できる便利な機能ですが、実はここに大きな落とし穴があるのをご存知でしょうか?

例えば、あなたが「9.5度のロフトで打ちたい」と思ったとします。 このとき、「9度のヘッドを9.5度にする」のと、「10度のヘッドを9.5度にする」のとでは、まったく異なる性質のクラブになってしまうのです。

今回は、このカチャカチャ調整による「フェース向き」と「重心角」の変化について詳しく解説します。自分にどちらが合っているのか、購入前の参考にしてくださいね。

1. 「9°」のロフトを「9.5°」に寝かせる場合

元が9°のドライバーを9.5°へとロフトを増やす(寝かせる)調整をすると、クラブの構造上、フェースが左を向く「フックフェース」になります。また、「重心角(ヘッドを置いたときにフェースが上を向く角度)」は小さくなります。

この状態での打ち方は、構え方によって効果が2通りに分かれます。

  • フェースを左に向けたまま構えて打つ: ロフトが寝てフックフェースになった分、球が非常につかまりやすくなります。「とにかくスライスを抑えて、ドロー系の球を打ちたい」という方におすすめです。

  • フェースを目標にスクエア(真っ直ぐ)に構え直して打つ: 重心角が小さくなっているため、ヘッドが返りにくくなり、逆に「つかまりにくい(右に出やすい)」状態になります。

2. 「10°」のロフトを「9.5°」に立てる場合

逆に、元が10°のドライバーを9.5°へとロフトを減らす(立てる)調整をした場合は、すべてが逆になります。

フェースは右を向く「スライスフェース(オープンフェース)」になり、重心角は大きくなります。

  • スクエアに構えて打つ: 重心角が大きくなった分、ヘッドは返りやすくなりますが、そもそもフェースが右を向いている(スライスフェース)ため、つかまりにくくなります。

  • 主な用途: 「左への引っ掛けを極力減らし、叩いても左に行かないフェードボールを打ちたい」というフッカーの方に向いている調整です。

どちらのヘッドを購入するべきか?

このように、最終的なデジタル表記が同じ「9.5°」であっても、ベースとなるヘッドによって真逆の特性を持ちます。

ベースのロフト 9.5°に調整した時のフェース 重心角 おすすめのゴルファー
9°(寝かせる) フックフェース(左を向く) 小さくなる 球を上げたい、つかまえたいスライサー向け
10°(立てる) スライスフェース(右を向く) 大きくなる 左へのミス(引っ掛け)を消したいフッカー向け

【購入前のチェックポイント】

自分が「球をつかまえたい(スライスを直したい)」のか、それとも「左へのミスを消したい」のか。目的をはっきりとさせてから、ベースとなるロフト角を選ぶことが失敗しないクラブ選びのコツです。

自分に合うスペックが分からない方は、ぜひGSIゴルフジムのプロコーチにご相談ください。あなたに最適なクラブセッティングを一緒に見つけましょう!

とはいえ、変化する重心角は小さいので神経質に考えるほどではありませんが、その小さな違いを自分が有利になる方向に変えられると信頼感も生まれ精神的に良い状態でプレーができると思います。カチャカチャは妥協せず上手に利用することをおススメします。

Q&A

Q1:同じ9.5°設定なのに、なぜ打球の傾向が変わるのですか?

A1: カチャカチャ(可変スリーブ)は、シャフトの挿入角度を傾けることで疑似的にロフト角を変えているためです。ロフトを寝かせるとフェースが左を向き(フック)、ロフトを立てると右を向く(オープン)というヘッドの連動が起こるため、打球の傾向が変わります。

Q2:スライスに悩んでいる場合、どちらの調整が向いていますか?

A2: 9°のドライバーを9.5°に寝かせる調整がおすすめです。フックフェースになるため、そのまま左に向けて構えることで球が右に行きにくくなり、スライスを軽減しやすくなります。

Q3:可変スリーブでロフトを変更すると、リアルロフト(実際の傾き)も本当に変わりますか?

A3: 変わります。ただし、アドレス時にソールをパタッと地面に置いたまま(ヘッドの座り通りに)構えるか、自分でフェースを目標にスクエアに合わせるかによって、リアルロフトやつかまり具合の効果の出方が変わるので注意が必要です。

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・短期集中バンカーレッスン。50分×3回 46,000円
・短期集中アプローチレッスン。50分×3回 46,000円
・短期集中ドライバーレッスン。50分×3回 46,000円