トーナメントで優勝する時のパターンというものがあります。
① 最終日が悪天候などにより中止になり、前日までの順位で優勝が決まる。
② 最終日中段からダメ元で攻めまくっての大まくり。
③ 最終組のつばぜり合いの間に気が付けばトップに。
④ 初日から独走の先行逃げ切り。
⑤ 堅実に自分のゴルフに集中し周りが崩れる。
①~③は初優勝の時はこれらのパターンが多い傾向があります。優勝争いのプレッシャーがかかる前に勝ってしまうわけです。
④は優勝は意識にありますが、敵がいないために比較的プレッシャーは少なく済みます。
⑤は横綱相撲で、実力者のオーラで周りが崩れてしまうパターンで、1時代を築いた人はこのパターンで勝利数を稼いでいます。
今年のマスターズは③のパターンでしたね。これは、特にメジャータイトルや中途半端にリードした選手が1人出た試合、難易度が高いコースで多いパターンです。
今年のマスターズはまさに、J・スピースが連覇へのプレッシャー、R・マキロイがキャリアグランドスラムへのプレッシャーに、他多くの選手がメジャーを勝ちたいプレッシャーと難易度の高いコンディションがこういうパターンを作り出したのだと思います。
その結果、今年のマスターズは先が読めない面白い試合だったと感じました。