MIZUNOやPINGでは一人一人に合ったライ角のアイアンが選べるようにヘッドが準備されていて、
そのフィッティングも受けることができます。
プロや上級者が軟鉄鍛造アイアンを好んで使うのもライ角の調整ができるということがその理由の一つになっています。
ライ角が自分にとってアップライト過ぎると、リーディングエッジやスコアラインを直角に合わせたらフェースが左へ向いてしまい、
フラット過ぎるとその逆になりますから、ライ角が合っていないことで方向性に問題が出ますからライ角にこだわるわけです。
ロフトが大きいほどその違いは顕著になります。
なので、フェアウェイウッドの場合はライ角が合っていなくても、フェースの向きの影響は小さくなるので、軽視されがちです。
日本のメーカーもその傾向があり、つかまりやすいクラブが易しいとされている傾向もあり、アップライト過ぎるフェアウェイウッドがほとんどになっています。
(ライ角が合っていなくても打ちやすく工夫されたものもありますが、ライ角が合っているとトップ気味に当たったときにミスしやすいという欠点もあったりします。)
現在のフェアウェイウッドのライ角がピッタリ合う人ももちろんたくさんいますが、そうでない人はフェアウェイウッドで悩んでいる人が多くなっています。
それに気づいていない人も含めると半数近い人はライ角が使える範囲にないと思われます。
アメリカのメーカーのフェアウェイウッドの方がフラットな設定になっていて、平均身長から考えると日本のメーカーのフェアウェイウッドはアップライト過ぎます。
つかまらないクラブは難しいという考え方になり過ぎているのではないでしょうか?
カチャカチャでライ角調整ができますが、ニュートラルの状態が一番フラットに設定されているのでそれ以上フラットに調整することができません。
フェアウェイウッドのライ角が合っていないと、ボールが浮いていない状態でインパクトでトーやヒールが浮いているとフェースの真ん中も浮き気味になり、スイートスポットで打つことが難しくなります。
アメリカの芝に比べて夏場であればボールが浮くので、夏場は上手くスイートスポットで打つことができますが、冬場になるととても難しくなってしまいます。
もしフラットに調整したいならシャフトの先端を削り少し細くして接着したり、スリーブの内径を少し大きくして、スリーブとシャフトの角度差を大きくするなどしたら1°くらいなら調整は可能です。
クラブが折れやすくなったり、重心距離が少し短くなるなどして少しクラブの性格も変わってしまうリスクがありますので注意が必要です。
キャロウェイのプロ向けのモデルが私が知る限り最もフラットな設定になっているフェアウェイウッドです。
球が上がりにくいので5Wを3W代わりに使うなどするとライ角の問題が解決する人が多いと思います。
いずれフェアウェイウッドでもライ角を選ぶことができるようになるかもしれませんが、だいぶ先のことになるのではないかと思います。
昔はフェアウェイウッドのライ角がフラット過ぎて背の高い人には難しく、1番アイアンをアップライトにして使うなどの苦労があったのですが、現在は背の低い人にとってアップライト過ぎるので現在の方が飛距離の出ない人がフェアウェイウッドが打ちにくくなっているので深刻です。
ということで、フェアウェイバンカーや、ボールが浮いていないライからフェアウェイウッドが当たらないと感じている人はライ角を疑ってみるといいかもしれません。
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