ゴルフクラブの部品の一つであるシャフト、
重さ、その重量配分、1番大きくたわむ部分(キックポイント)、トルク、太さ、硬さがモデルによって一本一本異なります。
シャフトというものは短い番手ほど硬く、長い番手ほど軟らかくなります。
この硬さの移り変わりがモデルにより違いがあります。
シャフト史上最もロングセラーなダイナミックゴールドというモデルののアイアン用のシャフトがあります。
このシャフトの硬さは他のシャフトと比べてショートアイアンが硬めになっています。
そんな特徴のシャフトなのでショートアイアンのバランスが重く、ロングアイアンのシャフトが軽くなるような調整が流行っていました。
そして、グリップの重量のばらつきを利用して重いものをウェッジに、軽いものをロングアイアンに装着することで、ヘッドの重さの感じ方が少しでも統一されるような工夫がされたりもしていました。
グリップをしたときに感じるヘッドの重さのことをバランスといいます。
ヘッドが重く感じるほどバランスが重いといういい方をします。
バランスは基本的に、ヘッドの重さが同じなら
シャフトが重いほど重く、長いほど重く、グリップが軽いほど重くなります。
このグリップを重くすることでバランスを軽くしたことをカウンターバランス、
グリップを軽くすることでバランスを重くしたことをハンマーバランスといいます。
先ほどのダイナミックゴールドというシャフトの調整は
短い番手ほどカウンターバランスに、長い番手ほどハンマーバランスにすることで、
少しでも振り心地の統一感が出るよう図っていたわけです。
この、カウンターバランス、ハンマーバランスにする調整法は今でも有効な方法です。
初めからハンマーバランスになっているモデルも結構多くなっています。
軽いクラブがよく売れる傾向になるので、
カウンターバランスのモデルとなるとバランスが軽くなっても総重量が重くなるために敬遠されがちになることも影響していると思います。
ハンマーバランスのクラブであることは、
グリップの重さが40グラム台前半よりも軽いグリップが採用されているかどうかで判断ができます。
グリップの重さの標準値は50グラムということになっています。
ハンマーバランスのクラブをお使いで、クラブが軽い、シャフトが硬いと感じる人は、
グリップを標準的な50グラムのものに交換して、ヘッドに鉛を貼るかおもりを重いものに交換するなどして2グラムほど重くすると、
バランスを測定したときにほとんどバランスの数値が変わらずにクラブが重くシャフトがしなりやすくなり、
結果的に振りやすいクラブになります。
他にドライバーの長さを長くし過ぎてバランスが重くなってしまったときもグリップを重いものに交換するか、
シャフトのグリップ部分な薄い鉛を貼るなどしてカウンターバランスにすると振りやすくなることもあります。
昔はシャフトが重かったのでカウンターバランスにするケースは少なかったですが、
軽くなってくるにつれてハンマーバランス、カウンターバランスにすることのメリットが大きくなってきました。
最近ではクラブのフィッティングをして購入する方も増えていますが、
購入後の最終調整をすることでより打ちやすいクラブにすることもできる場合があります。
メーカーから支給されるクラブを使うプロゴルファーも同じモデルのクラブでも、
その仕上がりの数値は十人十色です。
ゴルフが上達するほどクラブの違いの感じ方が強くなりますが、
初心者でも大きな違いは感じ取ることができます。
少しでも振りやすいクラブを使うことはゴルフの上達にもつながりますので、
クラブのいろいろなチューニングを試してみてはいかがでしょうか?
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