自分を鍛える

ゴルフは上達するのに時間がかかるスポーツだと言われます。それはショットの技術の他にも、コース・マネジメント能力や、精神面の強さが揃って、ようやく上級者の仲間入りが出来るからではないでしょうか?

 

今日は、団体競技を参考にして、ゴルフという個人競技に活かせるか考えてみます。

 

比較するスポーツは野球にしてみます。

 

野球は、監督、コーチ、選手が三位一体となってゲームを行います。監督やコーチのいるスポーツは、負けたゲームでも選手の責任でなく、監督やコーチの責任になるケースが多いと思います。

 

試合の大事な場面で、監督がバントの下手な選手に送りバントの指示を出したとします。結果はスリーバント失敗で、得点のチャンスを逃してしまった。別のケースでは、三塁コーチが指示を出してホームインを狙った走者がホームでタッチアウトになってしまった。このようなケースでは、選手よりも指示を出した監督やコーチの判断ミスと捉える方が多いのではないでしょうか?

 

ゴルフのラウンドでは、監督やコーチは基本的にはいません。いたとしても、試合中は観客に混じって観戦する事しか出来ませんし、指示やアドバイスを送ることは禁止されています。ですからゴルフでは、選手だけではなく、監督やコーチの役割を自分一人で出来る能力が必要になってきます。

 

練習場でのショット技術が向上してきたら、一刻も早くコース・マネジメントやメンタルの方にも目を向けてみて下さい。言い換えれば、自分を監督やコーチ出来ないままでは、スコアアップは難しいという事です。

 

上級者とのラウンドで、直接会話をして方法論を学ぶ、コース・マネジメントの内容が充実した内容の本を読む、メンタルトレーニングを受けるなど、何でも良いと思います。

 

今まで、ショットの練習をすればスコアが良くなると思っていた方は、考え方を変えてみる事も必要かもしれません。ショットの内容は60点や70点でも良いスコアが出せるのがゴルフです。ショットが上手くなった実感があるのに、スコアは変わらないなんて感じている方は、試してみるのも良いと思います。