軽量クラブの罠

クラブを買い変える時に、ヘッドスピードを上げる為に、軽量クラブを薦められた経験がある方は多いと思います。ですが私はこの意見には反対です。
確かに、変えた当初は飛距離が伸びて大満足かもしれません。しかし、そのクラブに慣れてしまうと、飛距離は元に戻ってしまうケースがあります。そして残ったものは、クラブの重量不足による弊害です。

 

まず、筋肉を効率よく伸ばすストレッチ効果が減少し、肩の回転が浅くなる事や、重量が軽い為に起こる不安定な動きなどです。重いものは、動かすのに確かに力が要りますが、動き出してしまえば、動きは安定しやすいと思います。
これに関連して、クラブの総重量を軽くする事や、スイングウェイトの増加を狙って軽量グリップを装着される方もいますが、同様の理由から私は反対です。

スイングウェイトを増やしたところで、総重量の重いものと、例えバランスが一緒の数値であっても同様の感覚では振れないと思いますし、グリップ側(手元側)の重量不足は、安定した動きを作るうえではお薦めできません。

自分の体力に限界を感じていれば話は別ですが、少なくとも今より1ヤードでも飛ばしたいという願望をお持ちの方は、クラブの軽量化は見送ったほうが良いと私は思います。

 

 

話はガラリと変わりますが、ドイツの研究チームが発見した面白いデータがあります。夫婦の話なのですが、ふくよかな奥様をお持ちの男性は、そうでない方と比べて平均寿命が伸びるという事が分かったそうです。

これは癒やしの効果なのか、奥様の力を借りて、トレーニングをされているのか分かりませんが、このデータが事実ならば、ゴルフにおいては重いクラブを使用した方が、健康に良いと言うことになります。。。末永くゴルフを楽しみたい方には、最適なクラブになるのでは...と私個人としては思います。

ただとにかく重ければ良いというものではないので、自分のパワーで振れるクラブの中で、重めのクラブを選択すると、失敗しないクラブ選びになるのではないかと思います。