2020年東京オリンピックゴルフ競技会場問題に関する見解について

東京オリンピックのゴルフ競技の開催コースについての問題がありましたが、それについてJGA(日本ゴルフ協会)が公式にコメントしました。

 

オリンピックについてはゴルフを含めて問題山積ですね。

 

 

 

以下JGA(日本ゴルフ協会)HPより引用

 

オリンピックゴルフ競技会場問題では、一部より、不正確で誤解を与える情報提供がなされ、日本ゴルフ協会・オリンピックゴルフ競技対策本部として大変懸念しております。ゴルフ競技会場問題に関する見解は、下記の通りです。

《霞ヶ関カンツリー倶楽部(KCC)選定の経緯について》
東京都による「申請ファイル」に若洲ゴルフリンクスが記載されました(2012年2月)が、それは東京都が、独自判断で記載したものであり、IF(国際ゴルフ連盟/IGF)及びNF(日本ゴルフ協会/JGA)が承認したものではありませんでした(この時点では、IF・NF承認の必須条件なし)。その後、東京都からゴルフ競技会場選定の依頼を受け、オリンピックゴルフ競技に対応するために組織していた「オリンピックゴルフ競技対策本部(構成は、JGA、PGA、JGTO、LPGA、東京都、有識者)」で検討を始めました。東京都の選定条件であった選手村から50km圏内という条件に従い、約50のゴルフコースから絞り込み、一方で専門家が委員を担う対策本部は、世界メジャートーナメント規模の面積、施設、実績を踏まえた結果、「申請ファイル」に記載した若洲GLには大規模な改修が必要であり、東京都に充分な計画がなかったため、東京都も承諾した上で除外されました。協議の結果、KCCが第一候補会場となり、その後、東京都がアクセス、施設の検証を行った上で、KCCの受諾決議を経て、IGF及びIOCの承認を得て「立候補ファイル」に記載されたというのが経緯であります(この時点では、IF・NF承認が必須条件)。現在でも、KCCは諸条件のなかで最良の選択であり、正式にIGF及びIOCに承認され、正規の手続きであったという認識に変わりはありません。また、KCCは自らの費用負担でコース改修を行い、10回以上のIGFによる視察・承認受け入れなど、一般社団法人としての創立精神に準じ、国家的な事業としての認識でオリンピックゴルフ競技開催に向けての数々の要望に応えてきており、これまでの協力体制に感謝しているところです。

《霞ヶ関CC(KCC)の女性正会員問題について》
霞ヶ関カンツリー倶楽部(KCC)は現在212名の女性会員が在籍し、女性会員に対する待遇や権利、あるいは施設利用について、女性会員からのクレームはなく、1999年には日本女子オープンが開催される等、女性プレーヤーに対し十分に門戸は開放されていると理解しております。また、ここ平常年度のデータになりますが、年間営業日のうち、その9割以上にあたる日が女性のプレイ可能な日であり、来場者数約65,000人のうち、約27,000人がゲスト、そして9,000人を超える女性がプレイしております。また、倶楽部運営のための各委員会にも女性が参画しております。このような説明をもって、IOC及びIGFにも承認されたと認識しておりますが、既報の通り、最近になってIOCが組織委員会に対し、正式に女性正会員への開放を要請しており、現在IGF、組織委員会、JGAとKCCで対応を検討しているところです。

《レガシーについて》
オリンピック憲章等でもレガシーについては広義にとらえられているように、オリンピックを期に、日本においてゴルフがスポーツとして正しく普及・振興されること、そしてメダルを獲得する選手の育成・強化のプログラムの確立、さらには競技運営のレベルなど全てが世界水準に近づくこと等々の無形のレガシーこそが大切だと認識しております。その中で施設として残るKCC東コースは、毎年開催している日本ジュニア選手権の継続、日本オープン等の公式競技、地区の競技会に今までどおり開放して頂き、日本のゴルフのレベルアップに貢献する日本を代表するゴルフコースとして維持されることを期待しております。前述の通り、KCCは現状でも年間約27,000人のゲストを受け入れておりますが、オリンピック後にはさらにその機会を広げる検討をお願いしております。一部には、パブリックコースがオリンピックゴルフ会場に相応しいという意見もありますが、アベレージゴルファーが楽しくプレイできることをコンセプトとしたパブリックコースを、世界のトッププレーヤーが競うゴルフコースへと改修した場合、それをいかにして維持し、いかにして運営していくのか慎重に検討されるべき課題と考えます(実際、リオデジャネイロ大会の際も当初は既存のプライベートクラブを改修して使用する計画でしたが、交渉が成立せずに、やむなくオリンピックのためのパブリックコースを新設したというのが経緯ですが、すでにその運営・維持方法が課題となっています)。

《その他》
暑さ問題としては、内閣官房東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部事務局による調査結果が公表されております。そのデータでは、東京オリンピック期間(昨年)の13:00時点の日向/草地で平均気温・平均湿度を比較しますと、KCCは(平均気温34.0℃、平均湿度47.9%)、有明地区<東京臨海広域防災公園>は(平均気温33.0℃、平均湿度57.4%)となっております。KCCの方が平均気温は1℃高く、平均湿度は約10%低いというデータが出ております。この件ではIGF会長のPeter Dawson氏は、来日時「ゴルフは自然と相対するスポーツであり、暑さ寒さは心配していない。しかも日傘等で競技者自身が自己防衛可能なスポーツである」とコメントしております。またギャラリー対策としては、大きな避難所や多くの休憩施設を設置する方向で検討を進めており、医療分野においても万全な体制を整えていく予定でございます。
選手村からの選手送迎については、現在IGF及び組織委員会とも問題点を共有し、選手村を利用しないプレーヤーの宿泊施設の確保も含め、調整を重ねながら最善の方法を検討しているところであります。

2017年1月31日
公益財団法人日本ゴルフ協会
オリンピックゴルフ競技対策本部

 

 

んー、報道で聞いた話とは違ってますね。